10月の記録
総重量861kg!沖縄3拠点で挑んだ漂着ゴミとの激闘
これは、単なるビーチクリーンではない。総重量861kgにも及ぶ巨大なゴミとの格闘と、そこで見せた子供たちの成長を描いた、紛れもないドキュメンタリーだ。
今回の戦いの舞台。3つの地点でそれぞれドラマが生まれた。
うみんちゅ広場隣のビーチ 道なき道と、砂の下の怪物
地獄への入り口
記念すべき初開催の場所は、「うみんちゅ広場」の隣。しかし、浜へのルートは過酷だった。草をかき分け、足場の悪い道を進む。「ルートがちょっと…難儀」というテロップ通り、スタート地点に立つことさえ一苦労だ。
砂の下から現れたのは…
ようやく辿り着いた美しい白砂。しかし、その下には恐ろしい怪物が眠っていた。巨大な漁網だ。一見するとただの砂浜だが、掘り進めると無限に広がる網の姿が現れる。

スコップで掘り、手で引っ張り、カマで切る。網にはカニが絡まっていたりもする。ゴミはただそこにあるだけでなく、確実に生態系を脅かしているのだ。
必殺「海洗い」

砂を大量に含んだ網は岩のように重い。そこで「海洗い」作戦を決行。海水で砂を洗い流し、少しでも軽くしてから運ぶ知恵だ。「海は運ぶの楽だけど、陸に上がるときつい」。水の浮力がなくなった瞬間、ズシリとした重さが腕に食い込む。それでも277kgを運び出した執念は凄まじい。
真喜屋の浜 新井さんラストランと300kgの壁
2週間後、舞台は名護市の「真喜屋の浜」。この日は主要メンバーである新井さんのラスト参加日。子供たちも「今日はアライデーだから!」と気合が入る。

終わらない漁網との戦い
ここでもまた、砂に埋もれた漁網が行く手を阻む。もはや沖縄の海岸の「定番」となってしまった光景に、心が痛む。しかし、子供たちの目は輝いていた。

雨の中のフィナーレ
終盤、空から雨が落ちてきた。それでも手は止まらない。集められたゴミは軽トラックの荷台いっぱいに積み上げられた。その重量、この日だけで300kg。

桃原漁港北側のビーチ ハロウィン探検と忍び寄る危機
さらに翌週。この日は「ハロウィンクリーン」。場所は桃原漁港の北側。岩場が多く、探検気分で入っていく子供たち。
小さな発見、大きな笑顔
「見て!どんぐり拾った!」
ゴミ拾いの最中、子供たちは宝物探しの天才になる。ゴミの中に混じったどんぐり一つで、こんなにも最高の笑顔を見せてくれるのだ。

海を越えてきたゴミたち
しかし、可愛い発見だけではない。岩場にはベトナム語や中国語が書かれたペットボトルが散乱していた。海は繋がっている。遠く離れた国の生活が、ここ沖縄のビーチに影を落としている。
手のひらの「絶望」と「希望」

一見きれいに見える波打ち際をすくうと、無数のマイクロプラスチックが…。これを全て拾うなんて不可能だ。それでも子供たちは諦めない。満潮が迫り、帰り道がなくなりそうになるギリギリまで、彼らは戦い続けた。

10月の戦果:861kgの奇跡
Day 1:277kg
Day 2:300kg
Day 3:284kg
TOTAL:861kg
たった一つの団体、限られた人数で、これだけの重さのゴミが回収された。
しかし、本当に重いのはゴミの重量ではない。
「自分たちの海は自分たちで守る」という、子供たちの想いの重さだ。
ハイサイクリーン隊
沖縄を拠点に、楽しみながら地球を綺麗にする活動を展開中。海への愛と、次世代への想いが詰まった活動を映像で発信しています。


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