海洋プラスチック汚染が深刻化する中、フランスのNGO団体The SeaCleanersが開発している革新的な船舶「The Manta」が注目を集めています。この巨大な海洋ごみ回収船は、2025年の就航を目指して開発が進められており、海洋環境保護に大きな貢献をすることが期待されています。
[もっと読む…] about 海洋プラスチック汚染と戦う革新的な船 ~The Manta~
海洋プラスチック汚染が深刻化する中、フランスのNGO団体The SeaCleanersが開発している革新的な船舶「The Manta」が注目を集めています。この巨大な海洋ごみ回収船は、2025年の就航を目指して開発が進められており、海洋環境保護に大きな貢献をすることが期待されています。
[もっと読む…] about 海洋プラスチック汚染と戦う沖縄の海は、その美しさと透明度の高さで世界中の観光客を魅了しています。しかし、その驚くべき透明度の背後には「海の砂漠」とも呼ばれる独特の環境が存在しています。沖縄の海がなぜこんなにも透明なのか、その秘密に迫ります。
沖縄の海が透明度を誇る最大の理由は、プランクトンの密度が低いことです。プランクトンは海洋生態系の基盤を成す重要な存在ですが、その数が多いと海水が濁りやすくなります。これは、プランクトンが光を散乱させたり、死骸や排泄物が海水中に漂うためです。一方、プランクトンの密度が低いと、海水が澄み渡り、透明度が高くなります。
沖縄の海は、栄養塩(海水や淡水に溶けている窒素(N)やリン(P)などの化学物質のことで、これらの物質は植物プランクトンや藻類の成長に必要不可欠な養分)が少ないためプランクトンの密度が低く、この結果として透明度が非常に高いのです。
プランクトンは海洋生態系において非常に重要な役割を果たします。植物プランクトンは光合成を行い、海洋生物にとっての基礎的な食物資源となります。動物プランクトンは植物プランクトンや他の微小生物を捕食し、さらに大型の海洋生物にとっての重要な食物源となります。
栄養塩が少なくプランクトンの密度が低い沖縄の海は、地上でいえば「砂漠」のような場所とも言えるのです。
沖縄周辺には黒潮と呼ばれる暖流が流れており、この暖流が栄養塩の少ない清浄な海水を供給しています。黒潮は、太平洋の東から西へと流れる強い海流であり、その清らかな水が沖縄の海に影響を与えています。栄養塩が少ないため、プランクトンの密度が低く、透明度が高い海が維持されます。
沖縄周辺には広大な珊瑚礁が広がっています。珊瑚礁は海底の砂や泥を固定し、海水の濁りを防ぐ役割を果たしています。また、珊瑚礁自体が自然のフィルターとして機能し、海水を浄化することで透明度を保っています。
沖縄では、環境保護活動が積極的に行われています。地元の人々や政府は、海洋環境の保護に力を入れており、観光業や漁業と環境保護を両立させる努力を続けています。例えば、マリンアクティビティにおける規制や珊瑚礁の保護活動が行われており、これが透明度の高い海を維持する一因となっています。
沖縄では、海岸線の開発に対する規制が厳しく、過剰な開発や汚染物質の流入を防いでいます。これにより、海洋環境が保たれ、透明度の高い美しい海が維持されています。
しかし、これらの環境保護活動や開発規制にもかかわらず、沖縄の海は完全に汚染から免れているわけではありません。近年の人口増加や観光業の発展に伴い、海洋ゴミや排水の増加が問題となっています。観光客によるプラスチックごみや、リゾート開発に伴う土地改変が、海洋汚染の一因となっています。
特に、マイクロプラスチックの問題は深刻です。これらの微小なプラスチック片は海に流れ込み、海洋生物に摂取されることがあり、サンゴや他の海洋生物に悪影響を与えています。沖縄の海も例外ではなく、マイクロプラスチックの増加が報告されています。
沖縄の海は潮の満ち引きが激しく、海水が常に循環しています。満潮時には新鮮な海水が流入し、干潮時には汚れた海水が排出されるため、海水の透明度が高く保たれます。
沖縄は年間を通じて降水量が多く、雨水が河川を通じて海に流れ込みます。この雨水は海水を希釈し、栄養塩濃度を下げる効果があります。結果として、プランクトンの繁殖が抑えられ、海水の透明度が向上します。
沖縄の海が透明度が高い理由は、黒潮の影響や広大な珊瑚礁の存在、人為的な環境保護活動と開発規制、そして自然の循環が複合的に作用しているためです。しかし、これらの要因だけでは完全に汚染を防ぐことはできず、現実には人口増加や観光業の発展に伴う汚染が進行しています。特にマイクロプラスチックの問題は深刻で、海洋環境に大きな影響を与えています。
この美しい海を守るためには、私たち一人ひとりが環境保護の意識を持ち、持続可能な観光や生活を実践することが重要です。沖縄の透明な海を次世代にも引き継ぐために、今後も環境保護活動を続けていきましょう。
次回は、栄養塩が少なく、プランクトンが少ない、生き物にとっては暮らしにくいとも言える沖縄の海に、豊かな生態系が存在する理由を探ります。
私たちハイサイクリーン隊のSDGs
2015年の9月25日-27日、ニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」 が採択されました。
アジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげたもので、この目標が、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継であり、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。
つまり、「2030年にあるべき未来の姿」を示すものとして2030年までに達成すべき世界的な開発目標。
17の大きな目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットで構成された、地球全体のあらゆる課題を包括的に解決していくための“手段”と言えます。
ハイサイクリーン隊は、
そのために、何か身近でできることや始められることを考え始めた時に、生まれた「子供達の未来にもっと美しい美ら島を」をテーマに活動をしていきます。
沖縄の世界に誇れるこの美しい海、
子供達の未来にもっと美しい美ら海を、
そして海だけではないこの美しい美ら島を繋いでいくために、
毎週末のビーチクリーン活動を始めとしたクリーン活動(子供達と一緒に)を行っています。
今日、私たちは毎年3億トンものプラスチックごみを生み出しており、この重量は、世界中の人々の体重を合計したものとほぼ同じ重さになります。もし、人類がこのままのペースでプラスチック製品を作り、使い、捨て続けると、2050年には、魚の数より多いプラスチックが海を漂うことになります。
まずは知ることからスタート。
そのために、身近な海にビーチクリーンに出かけてみましょう。
すると、大きなプラスチックゴミからマイクロプラスチックと呼ばれるものなど、様々なプラスチックゴミがビーチに落ちているのを見つけることができると思います。
プラスチックも正しく処理すれば、海に漂うことはないかもしれません。ただ、実際にビーチに行ってみると、そこには必ずと言っていいほどのプラスチックごみが落ちています。
「ビーチクリーン」という視点や意識をもってビーチに行くと、これまであまり目に入って来なかったビーチでのゴミを見つけることもできると思います。
これらのゴミは、意図せずゴミとなってしまったものたちがほとんどだったりします。
そして実際にこうしたゴミがある現実を知ることは、大切な海を守るために私たちができることについて考え、そして行動するためのきっかけとなるでしょう。
ハイサイクリーン隊では毎週日曜日に、子どもから大人までが気軽に参加できる形でビーチクリーン活動を行っています。
是非一度遊びに行く感覚で、気軽にビーチクリーン活動に参加してみてください。
え?!海の中の道路??
沖縄のドライブコースの代表とも言える、まるで海の上を渡っているような爽快感を味わうことのできるエメラルドブルーの海を渡る「海中道路」 。
週末はBBQを楽しむ家族連れや、マリンスポーツを満喫する人で賑わっているこの海中道路の途中にあるビーチをビーチクリーンして来ました。
ビーチクリーンの様子は下記の動画にてご覧いただけます。
基本情報
・トイレ、更衣室、コインシャワー( (約2分で100円、温水は200円) )完備
・うるま市観光案内所があやはし館の正面の渦巻き型の建物の中にあります。マリンスポーツの受付カウンターやいろんなパンフレットもあるます。是非うるま市観光の際に立ち寄ってみてください。
・ 海の駅あやはし館横にある芝生 にお洒落なコンテナカフェなどもありますよ。
所在地/うるま市与那城屋平4番地
電話/098-978-7900
営業時間/9:00~19:00(冬季は18:00まで)
定休日/年中無休
・あやはし館の中にはランチができるお店やお土産屋さんも入っています。
さぁ、子どもと一緒に大冒険に出かけよう!
沖縄で絶賛子育て中の私たちだからこそのお勧めしたいことを沢山紹介していきますので、ぜひ沖縄家族旅行の参考にしてください。
今回ご紹介するのは、沖縄本島中部東側に位置する浜比嘉島にあるカモメのジョナサンさんのガイドの元、沖縄の美ら海を大満喫できる冒険ツアーです。
今回の冒険の舞台となる浜比嘉島は那覇空港 から車で約1時間のところにある沖縄県中部東側に位置する離島です。
この離島に行くためには、 大きな空に向かって海の上の道を走る、沖縄で屈指の 大人気のドライブルートである海中道路と、その先にある浜比嘉大橋を渡っていきます。
海中道路は、海中のトンネルではなく、ごく浅い海域に土手を築いて作られた全長約4.75kmの、まるで海の中を走り抜けるような感覚が味わえる海上道路です。
「さぁ、もうすぐ着くよーーー!」
思いっきり窓を開けて、沖縄の島風を感じながら、そんな会話をしながらこの絶景ロードを渡れば、子供達も自然にその先の冒険への期待感が増すことも間違いなし。
海中道路にあるロードパークが 琉球王国時代から伝わるマーラン船という木造船をかたどった海の駅あやはし館。
1階では浜比嘉島も属するうるま市の特産品販売とバイキングレストランがあり、2階には与勝半島の歴史・民俗資料を集めた「海の文化資料館」があります。
資料館にはマーラン船をはじめ沖縄の海の自然・文化・海運にまつわる資料や海中道路の建設についての説明が展示されています。
ご興味があれば是非立ち寄ってみてください。
郵便番号:904-2427
住所:沖縄県うるま市与那城屋平4
電話番号:098-983-0220
営業時間:10:00~19:00(時期により変動あり)
設備: 管理棟シャワー室
あやはし館前にある管理棟内にコインシャワー(約2分で100円、温水は200円)が設置されています。
駐車場:有り(280台/無料)
料金/無料
定休日/無休
「海の駅 あやはし館」の詳細はこちら
紺碧の海に囲まれた 浜比嘉島は 、琉球開闢の祖神アマミチューとシルミチューが居を構え、子どもを授かった場所として伝えられている島で「神様の島」と呼ばれています。
30を超える御獄(うたき)や拝所が散在していて、今も1年を通して祈りや祀りの行事が催され、 古くから伝えられる島の文化や聖域が大切に今に伝えられ残されており、まさに島全体がパワースポットともいえる島です。
浜比嘉大橋を渡り、浜比嘉島へ入ると、 赤瓦屋根と真っ白な漆喰が美しいの古民家 や 幸福を招く木とも言われ るフクギ並木の沖縄の原風景が私たちを迎えてくれます。
今回お世話になるのはシーカヤックOKINAWAカモメのジョナサンさん。
オーナの玉城さんのおじい様は漁師、おばあ様は刺身屋、お父様はダイビングショップを経営という生粋の美ら海サラブレッド。
今回の大冒険の集合場所は浜比嘉島のシルミチュー公園 のすぐそばにあるカモメのジョナサン浜比嘉島店。
可愛いイラストのコンテナハウスが迎えてくれます。
コインシャワールーム・トイレ・更衣室もありますよ。
カモメのジョナサンのガイドの方はヘルプスタッフも含め全てのスタッフが厳しい試験を突破したプロフェショナル。
沖縄県カヌー・カヤックガイド協会認定インストラクター&水難救助員の資格も取得しているので安心です。
更衣室で濡れても良い服装に着替えたらビーチへGO!
準備体操を終えると、オーナーの玉城さんと通称さかなくん事に西田さんからオールの使い方を伝授してもらいます。
オールの使い方のコツなど子供でも解り易く伝えてくれますよ。
さぁ、いよいよカヤックに乗り込み実践です。
子供は大人とペアになります。
体重が軽い子供が基本的には前に乗ります。
最初はビーチの近くで、パドリングの練習をしてシーカヤックに慣れていきます。
子供達があっという間にパドルを使いこなし、上手にカヤックを操る姿にビックリ!むしろ大人の方が(笑)
パドリングに慣れて来たところで、シーカヤックでの大冒険に出発です。
当日のコースは、潮の流れや参加者の顔触れなどを見ながらベストなコースをチョイスしてくださいます。
透明度の高い沖縄の海の上を、島の内側から見るのとはまた違った浜比嘉島を楽しみながら進みます。
親子で声を掛け合いながら、岩と岩の間を上手に抜けて進んでいくと、綺麗な砂浜が見えてきます。
真っ白な砂浜のビーチへの上陸で子供達の目がさらに輝きます。
玉城さんとさかなくんのガイドでこの秘密のビーチを探検する子ども達。
ヤドカリを見つけたり、岩場に影のまるで洞窟のような場所を探検したり。テンションもどんどん上がっていきます。
大人も子供の大興奮な時間を大満喫。
「見てみて!!!」
「すっごい綺麗だよ!」
子供達に呼ばれていった場所。
そこには何とも美しい光景が
その後に特別にガイドしてくださったのは、この神の島浜比嘉島の海水から昔ながらの製塩方法 ゛流下式塩田゛を利用してつくられた100%海水塩をつくっている浜比嘉島の塩工房 高江洲製塩所さん。
秘境エリアだからこそ、この ゛流下式塩田゛ の方法で安全で美味しいお塩がつくれるそうです。
社長の高江洲さんが子供達にとっても楽しくお塩のことを教えてくれました。
素敵なオプション付きの今回の秘密のビーチへの上陸を終え、再びカヤックに乗り込み帰路につきます。
往路ですでにすっかり慣れたのか、子供達はバドルを上手に操りスイスイと海上を元気に進んでいきます。
沖縄にはまだまだ手つかずの自然 を感じることのできる場所があります。
こうした手つかずの自然に親子で触れる時間は本当に貴重で豊かな時間だと感じます。
そんな手つかずの自然を感じることができ、沖縄の世界に誇れる美しい海を存分に味わうことのできるこのシーカヤックでの冒険ツアーは、来沖される親子に是非体験していただきたい冒険ツアーです。
子供達のワクワクに輝く笑顔がに出逢えるこのツアー、我が家はリピート確定。
カモメのジョナサンさんのシーカヤック冒険ツアーのコースは今回のコース以外にも沢山あり、海からしか上陸することのできないビーチへ行くこともできるツアーもあるので次回のコースがとっても楽しみです。
冒険の様子を動画にまとめたので、よかったらまずは雰囲気を感じてみてください。
連絡先
TEL:090-9404-5225 (代表 TAMAKI)
E-mail:kamomeokinawa@gmail.com
ご予約はこちらから
温水シャワー、トイレ、更衣室完備。
年中無休 (9:00〜18:00)
海中道路店 集合場所
沖縄県うるま市与那城屋平4番地先
⚠︎海の駅あやはし館の向かい円形のベージュ色の建物内、うるま市観光物産協会内。
浜比嘉島店 集合場所
沖縄県うるま市勝連比嘉1606-3
とても沢山のバラエティに富んだコースがありますので、子供達とどんな経験がしたいかを伝えてコースについて相談されるのも良いかもしれません。
ハイサイクリーン隊、第3回目のビーチクリーンは、 会員制のキャンプコミュニティMOJICAMP代表のMOJIさんファミリーと一緒に北名城ビーチで行いました。
地元のファミリーやたまたまキャンプに来られていたご家族も加わって、賑やかなビーチクリーンとなりました。
北名城ビーチは、本島南部でキャンパーにとても人気のある天然ビーチ。
週末は地元のキャンパーの方々で賑わいますが、観光客はとても少ないので平日はプライベートビーチ感が味わえる落ち着いたビーチです。
こちらのビーチも子供達が水遊びするにもちょうど良い、 沖縄らしい遠浅な海が続いています。
キャンパーの皆さんに人気となっている一番の理由は、 ビーチの中に車を乗り入れることができる点かなと思います。
◆基本情報
◆住所: 糸満市 名城 64
◆駐車場: ビーチの入口に乗り入れ可能です。より多くの方が停められるよう、停め方には配慮して停めましょう。
◆その他:北名城ビーチは一部は砂なのですが、大きめのサンゴも欠片や一部琉球石灰岩になっているエリアもあります。
琉球石灰岩は素足だとちょっと痛い。また足を怪我してしまう可能性があるので、お子さんが水遊びする際は、マリンシューズだと安心かもしれません。
それは、エージナ島の存在。
エージナ島は 干潮時のみ渡ることのできる 天然の小さな無人島 。
なかなか地形的にも面白く、いたるところにヤドカリやカニがいたり,近くを魚が泳いでいたりして、
親子で、ワクワクする冒険体験の場としてピッタリ。
ただ、こちらもいくつかの御嶽( 神の降る聖所 )がある場所になります。なので、島に入る時にはまずそっとご挨拶をしていただくことをお勧めします。
御嶽へという感覚が難しい場合は、島へのご挨拶としてしていただくのもいいと思います。
誰かのお家に上がらせていただく際にするように、
「初めまして。〇〇から来ました△△です。おじゃましまーす。」
当たり前に、自然にこうしたことをすることで、自然への敬意を忘れない心を育むきっかけになるかもしれません。
また、沖縄にはハブが生息しているので、草が生い茂った岩がゴツゴツしたような島の内側に踏み込むことは避けることをお勧めします。